音楽会の合唱曲として
小学版・教育音楽4月号の付録CDに
「今日から明日へ」が収録されています。武蔵野ジュニア合唱団が歌っています。
学校でもっともっと歌われるようになると嬉しいですね。
♪『今日から明日へ』が音楽之友社より出版の“教育音楽”中学、高校版2000年8月号に掲載されました。
“教育音楽”という本は全国の中学・高校の音楽教師が教材として用いる本で、これにより合唱コンクールや吹奏楽部の公演などで紹介される機会も増えそうですね。
仲里幸広の“今日から明日へ”が、2004年度の高校2年生の音楽教科書に採用されました。この春から4年間教科書に掲載される事になります。
この曲は1stソロアルバムにも収録されていますが、今回発売となる2ndアルバムでもアレンジを変えて収録されています。
2000年に音楽教員の教材誌に掲載されていた事もあり、合唱コンクールなどで数多く歌われてきた曲ですが、これからは今まで以上に多くの学生にも歌われていく事になりそうです。
中学校の教員が、合唱指導に使う教材の一つ「新・中学生のクラス合唱曲集」に合唱団が歌った「HEIWAの鐘」と「今日から明日へ」の曲が収録。
このCDには合唱団が歌った13曲が収録されています。
全曲指導用楽譜・解説付きとなっています。これを教材に、全国あちこちの中学校で仲里幸広の曲が歌われていく事を思うと感動ですね。
それにしても本とCDのタイトルが「今日から明日へ」という事に本人も感動しておりました!
音楽之友社より¥5500で発売中
学校コンサートとは、ユキヒロが全国の学校(小学、中学校、高校)などを訪問してライブを行うものです。
大好評の学校コンサート!
全国での学校コンサートも200校を超え、生徒、先生、保護者の皆様からも絶賛の声がたくさん寄せられています。
ユキヒロが作詞・作曲した「今日から明日へ」「HEIWAの鐘」が全国の高校生音楽教科書に採用され、全国の合唱コンクールなどでも盛んに歌われ好評を得ています。
沖縄の海・空・太陽・を感じさせる爽やかなオキナワンポップス。
サン シンの音色や伸びやかな歌声がココロに響きます。
沖縄の平和の心を通して平和の尊さ大切さを伝えていきます。
ユキヒロの明るく楽しいコンサートが子供達の夢を大きく育てていきま す。
プロのステージをぜひ生で子供達に魅せて下さい。
学校コンサート・イベント出演のお問い合せは、オフィス シマビーまでお気軽にご連絡下さい。
オフィス シマビー
E-mail umisoradaji@gmail.com
TEL 090-8665-1255 (JULY)
北海道:秩父別小学校(02.10)、秩父別中学校(02.8)、秩父別教育を語る会(02.11)
山形:金井中学校(03.11)
宮城:玉 川中学校(03.10)、塩竈第一中学校(04.11)、塩竈第二中学校(09.10)
秋田:
新潟:平林中学校(11.10)
福井:春江中学校(03.10)
長野:大町西小学校(08.9)、大町東小学校(08.9)、大町北高校(08.9)、松川中学校(10.10)、白馬中学校(11.9)、長野教職員組合青年部大会(11.11)
千葉:妙典中学校(02.6)、佐原中学校(2回05.07.11)、本埜中学校(04.12)、東庄中学校(12.3)
埼玉:秩父西小学校(03.5)
東京:椚田中学校(03.10)、石神井養護学校(04.1)、矢口養護学校(02.7)、若葉台小学校(13.10)、音楽之友社セミナー(04.3)、光明特別支援学級(15.12)
神奈川:南百合ケ丘小学校(01.11)、桜台小学校(02.10)、相模台小学校(02.11)、富士見台小学校(02.10)、白幡台小学校(03.6)
西野川小学校父母の会(04.10)、めぐみ幼稚園父母の会(04.11)、南林間中学校(07.10、16.10、19.10)、つきみ野中学校(12.10、16.3)
光丘中学校(12.11)、鶴間中学校(13.10)、渋谷中学校(16.9)
静岡:大洲中学校(02.10)、北星中学校(2回05.07.11)、高台中学校(05.11)、神久呂中学校(05.3)、北部中学校(05.11)
笠井中学校(2回08.10、11.10、13.10)
愛知:佐屋中学校(04.10)、安城西部小学校(04.6)、小牧西中学校(09.11)、愛知朝鮮中高級学校声楽部(15.10)、
三重:橋北中学校(11.10)
岐阜:洞戸中学校(08.11、13.10)、藍川中学校(10.10、15.1)、武儀中学校(11.5、11.10)、神戸中学校(11.10)、梅林中学校(11.11)、岐阜市PTA大会(11.5)
長森西小学校(11.11)、岐阜県社会教育推進大会(13.10)、本荘小学校(13.12)、富野中学校(14.7)、坂祝中学校(14.10)、
竹原中学校(14.12)、大和中学校(15.10、16.10)、島小学校(15.10)、大野中学校(15.10)、
三輪南小学校(16.2、16.12)、三輪中学校(17.6)、関市文化協会(17.10)、西小学校(17.11)、
伊自良中学校(17.12)、寺尾小学校(18.3)、島中学校(18.11)、北小学校(19.2)、
滋賀:大東中学校(14.9)
大阪:平野北中学校(14.10)、大阪産業大学付属高校(18.10)、
京都:東綾中学校(10.10)
兵庫:揚津小学校(2回04.08.11)、西須磨小学校(09.3)、西落合中学校(09.3)、玉津中学校(09.12)、潮見中学校(11.3)
桜の宮中学校(11.3)、若葉学園(11.3)、山田中学校(12.3)、歌敷山中学校(12.3)、本山中学校(13.3、14.3)、
王塚中学校(16.12)、神出中学校(18.3)、舞子中学校(18.5)、志方中学校(18.6)、大池中学校(19.3)
広島:鷹取中学校(02.12)、大成館中学校(06.8)、西志和小学校(07.09.6)、川上西小学校(08.8)、高屋西小学校(09.6)
八本松小学校(10.11、11.9、12.2)
岡山:東児中学校(04.10、18.11)、
沖縄:仲泊小中学校(05.7)、神森小学校(05.9)、嘉数小学校(04.12)、長田小学校(06.4)、城北小学校(06.11)
石嶺小学校(07.10)、仲西小学校(07.9)、内間小学校(07.10)、前田小学校(07.11)、浦添小学校(07.11、13.6、14.6)
大山小学校(07.11)、美原小学校(07.12)、比屋根小学校(08.6)、安慶田小学校(08.11)、翔南小学校(08.12)
金城小学校(09.6)、真嘉比小学校(09.6)、宇栄原小学校(09.6)、垣花小学校(09.12)、美里小学校(09.12)
識名小学校(10.6)、西崎小学校(11.6)、西原小学校(12.12)、中城南小学校(13.6)、浦城小学校(14.6)、高嶺小学校(16.7)
上山中学校(06.10)、神森中学校(06.3)、真志喜中学校(05.10)金城中学校(07.10)、松島中学校(07.11)、
琉球大学附属中学校(09.9)、あげな中学校(10.11)、山内中学校(12.1)、昭和薬科大学附属中学校(13.11)
興南高校(04.9)、陽明高校(05.10)、仲西中学校(19.5)
浦城小学校PTA総会(06.2)、浦西中学校PTA総会(06.10)、金武町教育委員会(04.9)、浦添市小中学生音楽祭(08.2)、
古波蔵児童館まつり(08.3)、西原中学校創立50周年記念(09.12)、浦添高校PTA総会(10.4)、港川中学校創立30周年記念(13.9)
中国:香港日本人学校中学部(08.6)
魚住東中学校(兵庫)07.5、関西創価中学校(大阪)07.4、桂川中学校(京都)09.5
朝陽中学校(三重)10.5 河瀬中学校(滋賀)10.5、潮見中学校(兵庫)10.5、19.5
高知中学校(高知)10.6、11.6、静岡大学教育学部附属島田中学校(静岡)12.4
岩井高校(茨城)08.1、創価高校(東京)06.6、国際基督教大学高校(東京)08.4
遺愛女子高校(北海道)9回 08.10、09.10、10.10、11.10、14.10、15.10、16.10、17.10、18.10
鴨沂高校(京都)09.1、金津高校(福井)09.6、郡山高校(福島)09.10、勝山南高校(福井)09.12、
山崎高校(兵庫)10.6、大野東高校(福井)10.10、赤羽商業高校(東京)11.5、上矢部高校(神奈川)11.10、
共栄学園高校(東京)11.11、14.11、橋北中学校(三重)12.5、徳山高校(山口)12.8、
三国高校(福井)12.10、13.10、大野高校(福井)12.10、青梅総合高校(東京)13.1
本山中学校(兵庫)13.5、田原本中学校(奈良)13.5、田村高校(福島)13.11、岡谷東高校(長野)13.11
大東中学校(滋賀)14.4、東落合中学校(兵庫)14.5、氷丘中学校(兵庫)14.5、西橋内中学校(三重)14.6
中山中学校(岡山)15.5、斑鳩南中学校(奈良)15.5、登美ケ丘北中学校(奈良)15.5、函館柏陵高校(北海道)15.12、16.12
大枝中学校(京都)16.4、中越高校(新潟)16.9、長岡中学校(京都)17.5、神吉中学校(兵庫)17.6
2019/12/16 ユキヒロ インタビュー記事 「教育音楽」(音楽之友社)より
「平和のメッセンジャー」として、歌い手と聴き手をつなげようよ
6月23日は沖縄にとっての慰霊の日で、その一か月前から平和学習というのがあります。
小学校も中学校も高校も。僕もそうやって育ってきたけれど、いま、その平和学習の中で『HEIWAの鐘』がよく歌われています。
以前、ある沖縄のイベントで、すごくポップな感じでこの曲を歌ったんですね(いつも通りです)。
そうしたら5年生ぐらいかな、男の子がすごい剣幕でやってきた。
「なんでHEIWAの鐘知ってるの?」って言うの。
「HEIWAの鐘、好きだよ」って僕が答えたら「歌い方が違う!」って。
「僕もこの歌好きだからこう歌ったんだ、ごめんね」って言ったら、「わかったなら、いい」って(笑)。
もう、まわりはゲラゲラ笑ってたんだけど、僕は嬉しかったね。
だって、この歌が好きだから抗議に来たんですよね。
あえて自分が作ったんだよとは言わなかったけれど、もう嬉しくて嬉しくて。
こんなにこの歌のこと思ってくれる子がいるんだなって。
考えてみると、僕の歌というよりも、合唱曲『HEIWAの鐘』として広がっているんですね。
「教育音楽」を通じて僕の曲が合唱曲として世に出たおかげで、学校コンサートをやるようになりました。
どうやって子どもたちと接して、どんな話をしたらいいかと考えるようになった。
どういう思いでこの曲を?と問われると、はあ…どういう思いだったかな?と、改めて自作を見つめ直す機会にもなったんです。
これまでの自分の音楽活動には全くあり得なかった体験で、勉強になります。
本当におかげさまでね、僕の活動の幅がぐーっと広がりました。
平和への思いはさまざま
躍動感のあるピースソングをつくりたかったんです。
平和への思いって、みんな人それぞれで、重い表現もあるでしょうけれど、僕は堂々と、平和な未来をみんなでつくっていこうよ、という気持ちでつくりました。
「HEIWA」とローマ字で書いた。
僕は漢字の「平和」も好きな文字だけれど、何か重くて、あるいは固定したイメージになってしまいがちではないかと思うんです。
そして、一部の人たちの特別な話にとられてしまったりする。
平和と聞いて、あ、それはもういいです、とかなってしまう。
それがなぜか「ピース」だと、にこやかな感覚になる。
なんとなく世界共通ですよね。
そうやって、距離を縮めて身近なものにできたらな、と。
もちろん、戦争の悲惨さを熱く語ることは大事です。
でも楽しく語る表現があってもいい。
その中にも、平和っていうメッセージが感じられるんじゃないかな。
沖縄の平和学習は、やはりとても大事なことだと思います。
子どもの頃は、正直いって難しくてよく分からなかった。
けれども、大人になって見えてきたりする。
なんか、頭から入ったというよりもね、「毛穴から入ってきた」ような感じなんですよ、平和に対する感覚が。
なぜ「毛穴から」かというと、それは、まわりの大人が一生懸命だったから。
子どもって、真剣な大人が言うことはやっぱり聞きますよね。
なんでこんなに熱いんだ? なんでこんなに涙して辛い思いを語ってるんだ?ってね。
そういうのをすごく、子どもながらに感じていたんだと思いますね。
この曲をつくったのは1995年、米兵の少女暴行事件があった後です。
もう、すごく残忍な事件でした。
米軍にまつわる事件や事故っていうのは、沖縄では日常茶飯事なんですよね。
泣き寝入りする人も多いし、またか、みたいな感じもあった。
でもあの時、やっぱりこれはおかしいんじゃないか、と。
自分でも何かできることはないかなと思った。
ああ、自分は音楽で、と。
考えてみると、兵隊も犠牲者ですよ。
生活のためお金のために軍隊に入っている人たちも多いんです。
そして沖縄からたくさん中東の戦地に行っている。
最初に敵地に突撃するのが海兵隊員です。
明日死ぬかもしれないっていう人たちが普天間にいるんですよ。
明日死ぬんだったら…と、酔っぱらって暴れて、精神状態がもう普通じゃないですよ。
でも、彼らも同じ人間なんです。
だから、根本は何かといえば、やっぱり戦争をやったらだめなんですよ。
軍隊も。だって、「平和のための戦争」って、どう考えたって矛盾した馬鹿げた話ですよね。
過去の戦争を見ても、日本の戦争も含めて、武力では人の心は支配できないっていうのは明らかなのに、それを学ぶことができずにいる。
誰も得をしないし、どこにも正義はない。
そういうことを、僕ら一人ひとりが考えなくちゃいけないな、と。
こんなの、右も左もなくて、普通の考えだと思うんですよ、人として。
まさに『HEIWAの鐘』で、僕はそういうメッセージを発信したかったんです。
「フェンスを飛び越えて」自分の思っていることを言う勇気を持とうよ、と。
学校コンサートでも平和についての自分の考えを話します。
「戦争」という、一見日本からは遠い問題だけではなくて、もっと身近なところ、それこそ学校や社会のいじめの問題とも、この理不尽さはつながっていると思うんです。
みんな違う顔、違う性格で、だから面白いんじゃないですか。
お互いを認め合う、こんな考えもあるんだ、と尊敬して、友達を大事にする。
そう考えてみると、合唱することって、それ自体まさに平和そのものだと思うんです。
メッセンジャーとして発信する。
日々声を合わせて、協力し合いながら、指揮者も伴奏者も一緒に歌う。
こんなに平和的な行為はないですよ。
沖縄のアイデンティティ
特に沖縄の音楽を勉強したわけではないですが、自然に僕の中に入っているんでしょうね。
意識はしていないのに、ポップスを歌うと沖縄っぽいねって言われたりする。
そんなところで自分の中に「沖縄」のアイデンティティをやっぱり感じたりもします。
歌詞の中に、「先人たちの声」とありますが、この「先人」っていうのは琉球王国のことなんです。
貿易国としてすごく栄えたから、いろいろな商人が来る。
貿易ができるということは、平和で、誰でもウェルカムで、食事も音楽も楽しんで人々が安らげる国だったんですね。
それがいい貿易国の条件ですから。
そういう意味で世界から愛される国だったんです。
それがナポレオンにまで伝わって、彼は手記の中でこう書いている。
「この世の中に、武器を持たぬ国というのが本当に存在するのだろうか? もしそれが事実なら私もその琉球へ行ってみたい」これって、すごいことじゃないかと思う。
現代の沖縄は観光立県です。
来訪するお客さんが年間1千万人を超えた。
なんとハワイより多いんですよ。
沖縄の人も自信を持って、どんどん変わってきつつあります。
僕は沖縄が発展することはいいことだと思う。
きれいな海と空がある素朴な自然、その沖縄らしさを失うことなく、みんなで豊かになっていける道はあると思うんです。
聴き手との「関係」を切り結ぼう
音楽って、聴いてくれる人がいて初めて成立するわけじゃないですか。
思いを伝えて、それを受け止めてくれたことに感謝して、「お互いに頑張ろう」っていう関係が成立する。
楽しい、は、自分が楽しいこともあるけど、みんな一緒に関わって一緒に楽しい、っていうのが本当の楽しさですよね。
みんなが楽しいから僕も楽しい。そこでこの関係が成立する。
ミュージシャンが舞台に上がるときから、すでにその関係は成立しているんです。
それが、「空気感を感じる」ということです。
学校コンサートのとき、よく言うんですが、歌う前からきちんとお客さんを見ると、お客さんも前のめりになって聴いてくれるんだよ。
だから指揮者ばかり見るんじゃなくて、指揮者を通して客席のみんなを見てください。
それが音楽の基本だから、と。
で、終わったら、ありがとうと。
そして歌い終わってみんなで抱き合う。
これこそが合唱だと思うんです。
みんなで一緒につくるのが音楽なので。
それはたとえ音楽室で、お客さんが一人もいない練習でも同じだと思います。
向こうにお客さんがいると思って歌おう、と。何百人もいると思って。
とかく発表会になってしまいがちですよね。
感想を聞くと、「うまく歌えた」と。
でも、うまく歌えたことが合唱するってことじゃない。
みんなに届けないと。聴いてくれた人も一緒に歌ったような気持ち、仲間になったような気持ちになる。
それで合唱は成立する。
こういうことに、ぜんぶ「平和」が含まれているんですよね。
合唱は平和の心をつくる場であるっていうのは、そういうことなんじゃないかな。
まわりとどう共鳴していくか。
すごく大事なことを毎回試されているような気がします。
同じ曲でも場所と時が違えば空気感がまた違って、いい時もあればそうではない時もある。
だからコンサートは一期一会です。
面白い。すべて繋がっている。
コンサートに来てくれた人が「元気になった」と言ってくれると嬉しいですよね。
だって、音楽は衣食住と違って、聴かなくたって生きていけるけど、じゃあ音楽なんて必要ないかといえば、やはりみんな音楽を求めている。
見えないものを渡して、それがお腹をいっぱいに、気持ちをいっぱいにさせる。
こんなすごいことはないじゃないですか。